子育てと仕事の両立生活をスタートする方へ
スクラとは
こんにちは。育休スクラ運営事務局の夏目です。
今回は、「両立」についてメイン講師小田木の声をお届けしたいと思います。
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育休復帰後の育児とお仕事の両立について、どのようなお気持ちでしょうか?
楽しみ? 不安? まだ実感がわかない?
みなさん複雑な気持ちを抱えていらっしゃることでしょう。
さて、両立には準備が必要です。でも、何も難しいことではありません。
両立開始時が特に大変に感じるのは、仕事が大変だからではなく、「生活の変化に慣れるのが大変」だからです。
わたしは大きくわけて3つの準備が必要だと考えています。
まず1つ目は生活リズムの準備
家事はいつもの時間に、いつも通りにはできなくなります。
例えば、掃除も洗濯も買い物もかける時間を減らす、簡略化するなど、方法を変えてストレスを抱えないようにしましょう。
2つ目は子どもの準備
ママ以外の人に慣れていますか? 最初は預け先で別れるときに泣いてしまい、お互いつらい気持ちになってしまうかもしれません。こちらは少しずつ時間をかけるしかありませんが、そのうち徐々に子どもの世界は広がっていきます。
3つ目は夫の準備
家族の生活の変化には、夫も備えておきたいし、慣れるまでに時間が欲しいはずです。
復帰後の生活リズムを一緒にシミュレーションしたり、役割分担につい て話し合ったりしましょう。
何より大事なのは、パートナーに今自分が何を不安に思っているのか、どうしたいと思っているのかきちんと伝えることです。
私自身、長女が10カ月の時に備えなく仕事を再開し、もがいた一人です。
私の失敗は、子どもにも家族にも急な変化を強いて、大変な思いをさせてしまったことです。
少し時間がたって気づいたのは、働く前に準備が必要だったこと。
家にいるうちに、子どもとできる準備があったことに後から気づきました。
そして何より、大切なのが自分の準備。
両立に向け気持ちにエンジンをかけましょう。
「 自分で選んで仕事をするという自覚」と、「働くことは自分にも家族にとっても良い選択にするのだという覚悟」があれば、あなたが頑張れるエンジンになります。
育休スクラでは、同じように復職に備える仲間がいます。第2子、第3子の先輩ママから話を聞くこともできます。
どのように働くか、決めるのはあなた自身ですが、一緒に備えていく仲間がいます。
そして私たちもがんばるあなたを心から応援しています。
※本記事は静岡新聞 朝刊「窓辺」(2017年9月18日)に掲載された小田木朝子のコラムに一部修正加筆を行ったものです。
出展:https://www.nokioo.jp/news/more/175
講師 /一般社団法人育勉普及協会 代表理事/株式会社NOKIOO 取締役 小田木朝子
静岡県在住。小学6年生、2年生の2人の娘と夫の4人家族。
ウェブマーケティングの法人営業などを経て、NOKIOO創業メンバーとして参画。教育研修事業担当役員。2011年、中小企業診断士資格取得。2013年、自身の経験を活かし女性の社会参画支援事業『ON-MOプロジェクト』を立ち上げ、会員6,000名を超えるネットワークを育成。2016年12月『一般社団法人 育勉普及協会』を設立。
2020年、オンライン教育サービス『育休スクラ』を立ち上げ、育休中の女性のためのスキル開発・オンラインを活用したキャリア開発の仕組みを、法人・個人向けに提供。グロービス経営大学院修了。