カリキュラムと仕組み Schoola method
Curriculum カリキュラム
ビジネススキルは働く私たちにとって重要な資産です。
ビジネススキルは、「専門能力」と「基盤力」に分解され、その掛け合わせが個々のビジネススキルです。
専門能力は、業界や職種固有の知識・技術・経験です。
基盤力は、所属する会社や職種が変わっても使えるポータブル・スキル(=持ち運びできる力)です。
例えば、どんな仕事でも問題はつきものです。問題に向き合う際、何が問題の本質かを考えるプロセスでは、論理的思考力や考え抜く力が必要になりますし、関わる人と問題認識を共有するための対話力も不可欠です。多様な立場や考え方の人がいますので、多様性を受け入れる力や、そうした人たちを巻き込む力も必要。あくまで一例ですが、こうした業界や職種に関わらず必要な力を基盤力と定義します。マネジメント・スキルや、リーダーシップも基盤力に該当します。
専門能力と基盤力の関係は、森をイメージしてみてください。基盤力は土壌。専門能力はその上に生える木々です。豊かな土(=基盤力)があってこそ、木(=専門能力)は太く大きく育つ(=力を発揮)できるのです。良い土壌があれば、新しい木(=新しい職種や仕事による専門能力)を育てることも可能です。組織内外の環境が激変する今、基盤力の重要性は以前よりも増していると言えます。
育休中は、専門能力と基盤力のうち、基盤力の方を磨くことこそ重要だと考えます。
なぜなら、専門能力は実業務の現場の方が磨きやすい一方、育休は、実業務を離れて自分のために使える貴重な時間です。こういうときこそ、基盤力という目に見えない資産を、体系立てて学ぶことで強化し、且つ環境の変化に合わせてアップデートできる機会です。
育休スクラのカリキュラムは、受講者が、①主体的なキャリアを描き、②チームで成果を上げることができ、且つ③組織が求めるマネジメント志向(※)で仕事を実践できるようになることを目的に、効果的な順番で構成されています。
※ マネジメント志向とは、管理職などの役職の有無にかかわらず、組織やチームという一段上のレイヤーで物事を考え、周囲と連携し、自律的な仕事ができる意思とスキルのことです。中堅人材の一人として、こうした思考で仕事をすることが、より重要になるでしょう。
育休スクラで身につくスキル

Step1 キャリアを描く基礎力
自己の経験を棚卸しし、価値観や強みを言語化しながら、これからのキャリアを描く。
- 目的をデザインする力
- 感情マネジメント
- 変化に柔軟なキャリア観
- 自己認識する力
- 時間管理能力
- 言語化する力

Step2 チームで成果を上げる力
チームで成果を最大化するためのメカニズムを理解し、仕事のやり方や関係構築方法を更新する。
- 論理的思考力
- 対話する力
- ヘルプシーキング
- ファシリテーション
- フォロワーシップ
- 役割マネジメント

Step3 キャリアアップの推進力
ミドル人材に求められるマネジメント志向と、その実践に必要なスキルを発展的に習得する。
- マネジメント思考
- ネガティブケイパビリティ
- リーダーシップ
- 内省する力
- レジリエンス
- チームビルディング
Step1
キャリアを描く
基礎力
01
セルフマネジメント
01
セルフマネジメント
自分で決めた目標に向う“目標達成の技術”を学びます。良い目標の立て方、自分の動機付け方法、そして仕組みでやるべきことを前に進めるための実践的技術を身に付けます。

02
両立の思考術、行動術
02
両立の思考術、行動術
両立期において、自分の心身のコンディションを良い状態に維持するために、気持ちの整え方と、時間管理術を学びます。目指すのは、“自分の能力を上手に発揮できる”気持ちと時間の使い方ができる人です。

03
働きがいの新価値
03
働きがいの新価値
キャリアとは何か。働きがいとは何か。これからの時代に求められる人材とは。キャリアを考える際に必要となる基本の考え方を習得したうえで、自身の価値観を自覚する一連の流れを講義とワーク・対話で進めます。

Step2
チームで成果を
上げる力
04
復職計画ワークショップ
04
復職計画ワークショップ
これまでの仕事から、自身の強みを棚卸しながら、復職後の働き方とキャリアプランをデザインします。その実現のために必要な上司・組織とのコミュニケーション方法を、復職面談を想定しながら実践的に習得します。

05
ヘルプシーキング行動力
05
ヘルプシーキング行動力
復職後に陥りがちな「一人で抱え込む」状態。そのメカニズムを解き明かしながら、チームでの成果に貢献するための考え方・方法論を学びます。職場、家族などあらゆる“チーム”に応用可能な実践的かつ必須の内容です。

06
VUCA時代の仕事術
06
VUCA時代の仕事術
変化するビジネス環境(=VUCA)で成果を上げるための仕事スキルをアップデートします。変化を適切に捉え、見えないものを言語化するスキルを磨き、背景や立場の違う人と合意形成するファシリテーション技術を習得します。

Step3
キャリアアップの
推進力
07
発展科目変化に開かれた成長マインド
07
発展科目変化に開かれた成長マインド
100年時代と言われる今、個人の生き方や会社との関係はどう変わるのか。自分のスキルや経験、そして家族との関係性等を“無形の資産”と位置づけ、豊かな人生を描くための資産形成の考え方を学びます。

08
発展科目コミュニケーションの本質
08
発展科目コミュニケーションの本質
パートナー、同僚、上司などあらゆる人間関係の基盤となる考え方を学びます。表面的なテクニックでは解決できない問題を理解し、自身の経験を振り返ることで、その本質を日常生活で実践できるレベルを目指します。

09
発展科目ミドルマネージャーの仕事と役割
09
発展科目ミドルマネージャーの仕事と役割
ミドルマネージャーの仕事は「チームの成果を最大化すること」の考え方のもと、成果に対する考え、時間の使い方、MTGの役割、人材育成の方法等について考えます。3人以上のチームをけん引する方には必須の内容です。

10
発展科目持続的で働きがいある職場づくり
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発展科目持続的で働きがいある職場づくり
従来の固定概念に囚われず、チームの成果を高める働き方を事例をもとに考察します。自分たちのチームの勝ちパターンを考え、それに適した働き方や業務プロセスを現場で実践するための方法論を学びます。

Step4
変化の時代の
ビジネス基礎力
【特別講義】
特
ロジカルシンキング
特
ロジカルシンキング
仕事の質を高める必須のビジネススキルが論理的思考力です。「何に対して答えを出すべきか(イシュー)」「何について考えれば答えが出るか(論点)」を日常で使いこなすための、基礎力強化を目指します。

特
経験から学びを最大化する技術
特
経験から学びを最大化する技術
経験することと、”経験から学ぶこと”は違います。過去を反省するのではなく、上手に振り返ることで、経験を”未来に活かす”ための実践的方法を身につけます。独自のフレームワークと仲間との対話により習得します。

特
健全な組織のバリューサイクル
特
健全な組織のバリューサイクル
働き方改革の本質は、チームや組織の本来価値を定義し、そこにより多くのリソースを投じられるよう、業務改善(ムリ・ムダ・非効率の見直し)を進めること。基本の考え方を習得し、その実践方法を考察します。

特
これからの時代のマネジメント
特
これからの時代のマネジメント
マネージャーの仕事は“管理”に非ず。完璧を求めず、「一人で抱え込まないマネジメント」の効果と価値を、組織を取り巻く事業環境から理解し、実践方法を考察します。
“キャリアアップ”のイメージが根本的に変わる内容です。

- ◆ 短期コースは、科目1~5まで。標準コースは、科目1~10までが受講対象です。
- ◆ 特別講義は、短期・標準とも、全員が任意で受講できます。
- ◆ 各科目あたり、Day1~最大Day3までのクラスが開催されます。
- ◆ ファシリテーターは期によって異なります。
Learning 学習方法&学習サポート
学習方法~育休スクラの特徴~

- 01 3か月から最大6か月
- スクールでの学習期間は、最短3か月・最大6か月に設計されています。体系だったカリキュラムを、継続的に学ぶことで考え方の定着や、スキルの習得が実現します。
- 02 週1回、2時間ずつ
- スクール在籍期間中は、一定のペースでクラスが開校されます。平日午前中(2時間)で開催するクラスに、週1回参加することを継続する習慣さえできれば、学習を継続できます。
- 03 子どもと一緒
- 受講生は誰もが子どもを見ながら、抱っこやおんぶしながら思い思いの参加スタイル。工夫して参加することで鍛えられる力もあります。
- 04 多様な同期
- 全国から集まる多様な同期の仲間が育休スクラの魅力です。業種・職種も多様で、刺激し合える仲間の存在は修了後もかけがえのないネットワークとして続いていきます。
- 05 アクティブラーニング
- クラスは、対話やワークを取り入れたアクティブ・ラーニングで進みます。自分だけでは気づけない深い学びや、視野の広がりがあり、楽しく時間が経つのがあっという間です。
- 06 10テーマ50時間
- 最大6か月(標準コース)を受講すると、全部で10テーマ・50時間分のクラスの受講ができます。特別講義など、任意のクラスも含めると十分な学びの時間と内容を確保できます。
学習サポート
- 01 急な欠席も大丈夫!
- クラスは毎回動画で記録し、資料もすべてデータで共有されます。体調不良による急な欠席や、子どもの事情で「聴けなかった箇所がある」などに際してご活用ください。
-
02
受講生限定のSNS
(Slackの活用) - 受講生だけが参加できるグループウェアを使い、同期や全受講生とつながれます。受講レポート※も同期とシェアし、次回のクラスまでに振り返りができる仕組みがあります。※ 受講レポートについては、当ページ下部「育休スクラのある生活」をご参照ください。
- 03 困ったらいつでも相談
- 運営事務局が、受講生の相談窓口です。いつでもお気軽にご相談ください。
Method 育休スクラの学びが身になる仕組み
目的は学ぶことではなく、学んだことが身について活かせること クラスの運営方法や、同期のネットワークなど、“身になる仕組み”が設計されています。


すべて、オンラインで実現可能!
アクティブラーニングで高い学習効果を引き出します。
1人ではなく、仲間と学ぶことで“学習効果を最大化”しよう。
-
インプット・アウトプットから
フィードバックまで 学習サイクルが回しやすい -
相手の経験を疑似体験できる
自分の経験を振り返り、考察できる 実践に近い効果が得られる -
仲間の発見や気づき、
問題意思も自分のものにできる 一人では至れない到達点へ

何より、“1人より断然楽しい”から、
身になる&続く!
Daily life スクラのある生活
Q
クラス参加以外にどれぐらい
時間をかけていますか?
クラス以外に必要な時間は“受講レポート”。かける時間は人それぞれ。時間を決めて、自分にあった習慣を作っていきましょう。
1回のクラス参加ごとに、振り返りをまとめる“受講レポート”を、全員がSlackに書き込みます。“受講レポート”は、学習を「学びっ放し」にせず、自分の中に定着させるための大事なステップです。一方、掛けている時間は人それぞれ。自分なりのリズムをつくって、習慣にしましょう。
- Aさん
- 20分で書くと決め、出来る限りクラス当日のうちにアップするようにしています。
- Bさん
- クラス中にとった手書きメモを見返しながら、30分ぐらいかけています。気になるところがあると、動画でその箇所も見ます。
- Cさん
- 仲間のレポートをスマホで一通り見てからまとめます。自分が気づけなかった視点も取り入れながら、復習を兼ねて書いています。
Q
スクラのある日は、どんな
タイムスケジュールですか?
平日午前中、9:45~12:15(途中休憩あり)で開催します。ほぼ全員がお子さんと一緒に、思い思いのスタイルで参加しています。
様々なケースがありますが、総じて「スクラのある日の方が充実する」「刺激があって気分転換になる」という前向きな声をいただいています。
- Aさん
- 上の子を保育園に送ってから参加します。抱っこひもを使いながら、立って参加し始めると、そのうち午前のお昼寝をしてくれます。
- Bさん
- 床で横で遊ばせながらリビングで参加します。泣いちゃう場合は途中で抱っこしたり、授乳したりしています。
- Cさん
- クラスまで家事をしているので、クラスが始まった際に子どもの食事をしながらになるときもあります。
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