【卒業レポート】育休はブランクなどではないのだ!
参加者の声
こんにちは、育休スクラ運営事務局のナカシマです。
育休スクラでは、修了時に「卒業レポート」をまとめ、修了式に発表します。
講義を通じて学んだもの、今後のキャリア、仲間への想いなどを中心に、自由に発表していただきます。
育休スクラで学んだ受講生が得たもの、感じたものは皆さんそれぞれです。
今回は、2期生岩崎美奈さんの卒業レポートをご紹介いたします。
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岩崎美奈さん
製造業
初めての育休中で育休スクラに参加。
当初短期コースを受講されていましたが、「最後までこのメンバーで走り切りたい」と標準コースへ変更。
受講中に復職も果たし、両立しながら走りぬきました。
■育休はブランクなどではないのだ!
まずこれが大きな学びであり気付きです。育児の経験や時間の制約は意識することで強みになる、そこで磨かれたスキルは今後どこでも必要とされる。そんなメッセージのこもったスクラの受講を通じて「育休を取った自分」「両立している自分」を全肯定できるようになりました。
受講前はキャリアの中で育休を前向きに捉えることができず、復職に焦りや不安を抱えていましたが、気合いと根性への執着から脱却して、とてもポジティブな気持ちで復職することができました。
■私という人間の再定義
2つ目は、自分はどういう人間だったのかを棚卸しして再構築できたことです。
初回のセルフマネジメントの講義から一貫した「どうしたいかは自分が決める」「答えは自分の中にある」という考え方のもと、自分の意識に潜って過去の経験や価値観などを引っ張り上げ、言語化する訓練は、これまで嵐のように過ぎ去ってきた日常ではなかなか得難い経験でした。
妊娠・出産を経て子ども中心の頭になり、社会からも離れると、自分が何者か分からなくなりがちでした。
都度訪れる内省の機会は、育休を通じてアップデートされた価値観も加えた上で、産後の骨盤並みにグラグラだったアイデンティティを矯正してくれたと感じています。
■組織で生きるということ
3つ目は、組織に正しく期待して、半径5mから取り組もうと思えたことです。
一人で答えが出せない時代、組織で事を為す方が断然良い結果になると学びました。そのために必要な、ヘルプシーキングを始めとした取り組みや働きかけ、気の持ちようまで示唆を与えてもらい、過去の苦い経験にも振り返りの梯子を掛けてもらえたような感覚でした。
モチベーションがあって己を知っていても、そこで終わらないのが育休スクラのいいところ。
実際復帰した現場でどうする?までを考える機会が沢山あり、いい意味で組織で生きる覚悟、むしろ使ってやろうという気概ができました。
・「人と地球のバランサー」につながる行動をとりつつ、当面は選択肢を広げる
・社会の一員として働く姿を子どもにかっこいいと思ってもらう
・価値観と評価基準(何にわくわくし、何に満たされるのか、その優先順位)を都度意識する
・上司を含めたチームを自分の長い手足だと考える
・後輩の成長には惜しみなく手を貸す
皆さんと出会えて共に学びに取り組めたことが何よりの財産だと思っています。
もともとは「同じような境遇の大人と話したい」と思って飛び込んだ育休スクラでしたが、その熱量は期待以上でした!
仕事や学びへの姿勢が共通であるが故の共感があり、異なる個性やバックグラウンドだからこその着眼点から気付きを与えてもらい、諸先輩からの子育てTipsも得られ(笑)、毎週楽しみでたまりませんでした。
皆さんの個性を知るにつれて役割分担もされていき、どんどんチームとして良くなってきた今、修了がたまらなく寂しくなっています。今後もぜひ繋がり続けさせていただきたいですし、またどこかで共に行動できる機会が持てたらこんなに嬉しいことはありません。そのときはお互いの成長を喜び合いましょう^^
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説明会やセミナーに何回もご参加いただき、じっくり検討されて受講を決心いただいた美奈さん。
講義中、2期生の中でバズった「自己肯定感爆上がり」というパワーワードを生み出しました。
復職しながらも育休スクラにご参加いただく積極的な姿勢がとても印象的でした。
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