【夜スクラ開催報告】「聞く」と「聴く」の違いから考える円滑なコミュニケーション

修了生向けサービス

3月の修了生コミュニティ「夜スクラ」を開催しました

こんにちは,育休スクラ運営事務局のナカシマ(1期生卒)です。
3月も夜スクラの日がやってきました!

今回から3期の修了生も合流し始め,総勢15名での開催
ますますコミュニティは,多様性に富んできました。

▼「夜スクラ」とは、修了生限定の学び継続サービス!
詳細はこちらをご覧ください。


今回はゲストにエール株式会社の櫻井さんをお招きし,
「聴き合う組織をつくる」~対話による組織づくりから見える大事なこと~をテーマに学び合いました。

「聞く」と「聴く」の違いって?

「聞く」と「聴く」,漢字で書くと2通りかけますが,
その違いをどう考えますか?

櫻井さんによると
「聞く」…漢字の中には「耳」しかない,ジャッジを伴うもの,関心事は話している「相手」
「聴く」…漢字の中には「耳」「目」「心」がある,ジャッジを伴わないもの,関心事は話している「相手の関心事」


このように説明を受けると「聴く」って難しいかも…と思ってしまうのですが,
例えば,赤ちゃんと接するとき,赤ちゃんに対しては「聴く」姿勢を持てています。

▼詳しくは,Voicyでの対談で!
#87 エール株式会社 代表取締役 櫻井将さんに『聴く』について聴いてみた

「聴いてもらいたいと思っても聞いてもらえない」どうしたらいい?

クラスの中でこんな投げ込みがありました。
「例えば,職場の上長とか,家庭でのパートナーとか,自分が聴いてもらいたいと思っていても,聴いてもらえないことが少なからずある。
そういうときって,どうしたらいいの?」


クラスに参加しているほぼ全員が同じような経験をしていて,
ぜひその答えを知りたくて,うずうずしていました。

そこでの櫻井さんのアドバイスは次のとおりでした。

なかなか即効性のある対処法はない。
そもそも相手には,『聴く』という意識がないので地道な努力が必要。
方法1)相手に『聴く』よさを体感してもらい,『聴く』意義や意味を感じてもらう。
…もともと話を聴いてもらってよかったという快感体験がないので,聴くことに対するメリットを感じられない。

方法2)聴いてもらったことを褒める,感謝をする。
…自分として増えてほしいと思う相手の行動を称賛すると,相手はますますそれをやりたくなるように脳はできている。


お料理で例えると,とても分かりやすく,
料理を食べてみた⇒おいしかった⇒作りたいと思う⇒作ってみる

つまり食べてみたことのない料理をいくら美味しいよと伝えたところで,作ってみたいとは思わないし,作らない。

同様に,聴くという行為も,
聴いてもらった⇒気持ちよかった⇒聴いてみたいと思う⇒聴く
というステップを踏む必要がある,とのこと。

参加者一同,納得!

さらに投げ込まれます。
「パートナーに対しては,できるイメージは湧くのですが,
職場の上長に対しては,褒めるとかってちょっと…(汗)」


その投げ込みに対しても,櫻井さんからアドバイス。

例えば1on1をする際など,部下側も一緒にその場を作るという意識が必要。
つまりは『関わり方の事前期待』を相互に擦り合わせておくということ。
今日の1on1は,どのような場にしたいのか,何を話してどういうゴールにしたいのかを
始めに合意しておくと,よい時間にすることができる。


参加者一同,合点!

最後は「自分も聴くの快感体験をしたい!」「それなら,私が聴き役になるよ!」
いつものようにスクラらしいコミュニティの盛り上がりを見せて会は終了しました。

今回も学びの多い夜スクラでした。
また,来月の夜スクラも楽しみです!

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