【開催報告】オープンセミナー「復職後の仕事が楽しくなる新発想の”育休デザイン”~両立期の壁を知り、備えよう~」
イベント
オープンセミナー「復職後の仕事が楽しくなる新発想の”育休デザイン”~両立期の壁を知り、備えよう~」を開催しました。
ファシリテーターは育休スクラのメイン講師である小田木朝子さんが務めました。
参加者の方の本セミナーへの参加理由と関心事
- 復職に向けた準備や育休を充実させるヒントがほしい
- 育休を有意義に過ごすためのヒントがほしい
- 多様な不安要素を知りたい
- フルタイム復帰への備え
- 育休デザイン+両立の備え
復職後にいったいどんな不安や課題や壁にぶつかるのかを知り、準備・備えをしたい。
そのために育休期間をどう過ごすかどうデザインしていくかを考えたいという方が多くいらっしゃいました。
“育休デザイン“って何?基本の考え方
「育休デザイン」とは?
本セミナーでの定義は、「育休デザイン」=「あなたのキャリア戦略」としました。
ここで言う「キャリア」とは、狭い限定的なイメージ(何歳までに課長になるとか)ではなく、もっと広く柔らいものとして捉え、仕事をしながら生きていく人生全体のことをイメージしています。
自分を大事にして、家族を大事にして、且つ「仕事があったからますます豊かになった」と言えるような人生をどうやってデザインしていくかという視点です。
その中で「育休」というライフイベントにより生まれた時間をどう活かしていくかについて考えていきました。
大事なことは「対処」ではなく「戦略と備え」
復職後にどんどん起こりまくる問題に対し、都度対応していては疲弊してしまいます。
どんなことが起こるか予測して、適切な備えをしておくことが大事です。
育休中にこれができているかどうかが、復職後の大変さの度合いを大きく左右します。
両立期にぶつかる“3つの壁”って?知ることが備えの一歩
出産後にぶつかる「3つの壁」
まずは知ることが備えの一歩目になります。
育休スクラでは更に、出産後・復職後にぶつかる壁を大きく3つに分けて定義しています。
これら3つの壁の乗り越え方にはそれぞれ再現性のあるノウハウがあります。
- 「キャリア迷子」の壁
何のために働いているのかよく分からなくなっちゃう。
- 「時間が足りない」の壁
時間をかけて成果を上げるやり方を変えずに復職し、時間が足りなくなり、自分として納得いく仕事のやり方ができなくなる。
- 「会社と握手できない」の壁
「私は頑張っているのに」という考えにとらわれ、チームとしての目線や相手の立場に立って考えられない状態。仕事への愛着などもガタガタっと崩れてしまう。
出産(育休)はキャリアの好機?発想を転換しよう
ビジネス環境の変化とこれから求められる人材
今の時代における社会環境と組織の状況から、求められる人材はどのように定義できるでしょうか?
(ビジネス環境)
- VUCAの時代…Volatility(変動性)・Uncertainty(不確実性)・Complexity(複雑性)・Ambiguity(曖昧性)
- 変化がめちゃくちゃ早い
- これからもずっと変わっていく
- だれも答えを持っていない(社長も部長も絶対解を持っていない)
- 正解がない中でも成果を出していかなければならない
(求められる人材)
- 変化を読みそれぞれ対処していくことが求められる
- 社内外の人と連携して成果を出していく人材
- 変化にうまく適応してこれまでの仕事のやり方や価値観もアップデートしながら変われる人
出産・育児というイベントにどういう意味がありそうか?
実は、企業が置かれているビジネス環境と育児という環境は瓜二つと言えます。
日々変化が激しく、予測不可能で、誰も正解を持っていなくて、色んな人と連携しながら一人で生み出せる以上の成果を生み出さなければならない環境。これは育児もビジネスも同じです。
つまり、私たちが「育児」というライフイベントに向き合って、正解は分からないけど環境に合わせて自分のやり方を変えて、自分だけで抱え込まずに、周囲と連携しながらなんとかうまくやれるようにしていくという努力と変化自体が、企業が求める人材と一致しているということです。
出産・育児という難しい変化に向き合っていくこと自体に、ビジネス上の価値もあると言えます。
育休はキャリアの好機!
育休期間は、自身をアップデートするチャンスです。
捉え方を変えるだけで、出産・育児というライフイベントの意味づけが変わってきます。
「出産だからやむなし」と捉えるのではなく、「人生において必要なアップデートを出産を機に仕掛けられる!」と捉えてみてはいかがでしょうか。
参加者の声
- 育休はブランクだと考えておりましたが、チャンスなのだと明るく捉えることができました。また両立するためには泣く泣く時短勤務が必須と思い込んでおりましたが、フルタイム復帰も視野に入れてみたいと思いました。
- 育休はチャンスとポジティブに捉えられるようになりました。備えるべきところがわかり、不安が和らぎました。
- すでに育休から復帰した身ではありますが、振り返りも含めてとても参考になる時間をありがとうございました。復職後、コロナ禍で世の中の変化のスピードが増していることを実感しています。その中で自分もアップデートしつづけることの大切さを改めて感じました。
Voicyお勧め放送ご紹介
今回のセミナーの内容と関連したVoicyお勧め放送をご紹介します。みなさんのご関心に合わせてお役立ていただけたら嬉しいです^^
#3 育児を制約にする働き方、制約にしない働き方
音声で聴きたい方はコチラ
noteで読みたい方はコチラ
#9 キャリアビジョンを描けない人がまずは考えたいこと
音声で聴きたい方はコチラ
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#36 育休復職で自分の想いと会社の対応がすれ違ったスクラ生からの相談
音声で聴きたい方はコチラ
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今回参加できなかった方へ
次回、3月9日(水)のオープンセミナーのテーマは「産育休前に考えたい”これからの働き方”~1人よがりにならない計画と、上司やパートナーとの対話のポイント~」。ずばり「復職計画」です。
▼産休中の方へ
復職計画は復職間近で考えるのではなく、早めに「自分がどうしたいか」を考えていく必要があります。
産休中から「どうしたいか」を考えていくことをオススメします!
▼育休中の方へ
復職計画を描くことで、安心して育休期間を過ごし、効果的な復職準備をすることができます。 今がチャンスですよ!
少しでもご興味がございましたら、お気軽にご参加ください♬
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